2012年6月16日土曜日

ヘッドホン・イヤホン

新しいヘッドホンを購入。
DENONのAH-D1000というもの。
これまで、SONYのMDR-CD900STというヘッドホンを使っていたのですが、ちょっと暑苦しかったので。

ちなみに、イヤホンはKENWOODのKH-C711というのを使用してます。
そして、各ヘッドホン/イヤホンの仕様を比較して気付いたのですが、KH-C711が一番電力を食うっぽい?
インピーダンス音圧感度
MDR-CD900ST63Ω106dB/mW
AH-D100032Ω103dB/mW
KH-C71142Ω98dB/mW

インピーダンスというのは要するに抵抗です。
・・・物理は苦手なので、詳しくは分からないですが、一般的なヘッドホン(※ダイナミック型)は、電気の力で磁石(ボイスコイル)を動かし、その振動で音を鳴らします。そして、ボイスコイルの抵抗の大きさをインピーダンスと言うようです。

インピーダンスが高いほど、音を鳴らす(振動を発生させる)のに沢山の電気を必要とします。
その代わり、誤動作が少ないので、ノイズが少なかったり、音が鮮明になります。
つまり、高ければ高いほど、正確な音が鳴る可能性が高いと言えると思います。
なお、音の正確さは、物理ケーブルへの外的な刺激によっても変わるので、インピーダンスだけでは測れないところもありますが。あと、機器によって許容インピーダンスの範囲が決まっているので、極端なモノは使うと危険です(そういうものは、普通の家電量販店等には売っていないと思いますが、念のため)。

一方、音圧感度(NdB/mW)というのは、Nデシベルの音を出すのに必要な電力(ミリワット:mW)です。
つまり、100dBの音を出そうと思えば、
・MDR-CD900ST = 0.94mW
・AH-D1000 = 0.97mW
・KH-C711 = 1.02mW
の電力を要するという意味。
蛇足ですが、私の家の先月の消費電力量は87kW。
MDR-CD900STで100dBの音を約925532時間(だいたい105年ぐらい)鳴らし続けた時に生じる電力量という事かな?

音圧感度だけ見れば、消費電力の多さは、MDR < AH < KH という風になります。
ただし、それに対して、別途インピーダンスによる抵抗が介入します。
インピーダンスが半分であれば、音圧は3dB大きくなるとの事。

なので、単純なスペック比で見ると、以下のような結果になります。
- 音の正確さ: AH < KH < MDR
- 音の大きさ: KH < AH < MDR
- 消費電力量: MDR≒AH < KH 。

要するに、音圧感度&インピーダンスの両方を考慮しても、KH-C711の消費電力量が高い。
一般的にヘッドホンよりも、イヤホンの方が電力を食うものなんですかね。
直感的なイメージでは逆ですが。
・ヘッドホン=パワーのある機器に繋げる
・イヤホン=電池駆動のチープな機器に繋げる
なので。

それとも、KH-C711のインピーダンスが特別に高いのだろうか?
面倒なので調べませんが。
そもそも、音の良し悪しは、値(スペック)では判断できないし。
物理的な形状や、趣向(好み)にもよるので、一概には言えません。


KH-C711はカナル型イヤホンだから、敢えて高インピー+低音圧にしていると考えれば合理的かな。

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