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2013年10月23日水曜日

東方VGSで広告出稿テスト中

Google+ではチョコチョコと発言してましたが、AdMobを使って、アメリカ限定で東方VGS(Android版)の広告出稿中です。広告は昨夜承認され、昨夜からインプレッションが発生し始めました。

この記事を読んだ方は、広告をクリックしないようにお願いしますw
今回の広告出稿の目的は、広告によるROIの分析です。

AdMobでAndroidアプリの広告出稿をした場合、

  • Average Click Per Cost (CPC:平均クリック単価) ※上限単価は任意値を設定可
  • Impression(IMP:表示回数)
  • Click(クリック回数)
  • Conversion(CV:インストール回数)

といったデータ(トラッキングデータ)を見ることができます。
通常、ROI(投資対効果)は、これらのトラッキングデータ(と売上高)を基に分析します。

参考までに、以前、NOKOGI Rider Lite(Android版)の広告出稿をした時は、1インストールあたり1$ぐらいでした。しかし、この値は、あくまでも直接的な指標値です。

広告出稿をしたことで、その後の自然流入にも変化が出るんじゃないかと思うようになりました。
そう思うようになったのは、割と最近の事です。

先日、私がしばしばTwitter上で交流している弾幕デスの作者さん(JakiganicSystemsさん)が、「ダウンロード数が50万+になったぉ」とツイートした時、GooglePlay上でデータを確認したのですが、その時、「ユーザがインストールした他のアプリ」や「ユーザが表示した他のアプリ」に、NOKOGI Riderが載っていることに気付きました。

弾幕デスは、AdMobの広告でマネタイズされているアプリなので、私が以前、NOKOGI Riderの広告出稿をした時、弾幕デス→NOKOGI Riderへの流入が発生し、その結果、「ユーザがインストールした他のアプリ」や「ユーザが表示した他のアプリ」に、NOKOGI Riderが載った可能性があると思います。

実は、NOKOGI Riderを広告出稿していない今でも、載っています。
この宣伝効果は、非常に高いと思います。
このように、広告出稿をすることで、間接的な広告効果による自然流入増加が発生する可能性があるといえます。それは、直接的な指標値よりも遥かに大きいコンバージョンを生んでいる筈です。

という訳で、米国限定で東方VGSの広告出稿をしてみて、広告終了後の自然流入に着眼したROI分析をしてみようと思った訳です。ターゲットをアメリカに限定している理由は、現時点ではアメリカでの自然流入が殆ど発生していない(多くても1日あたり3インストールぐらいしかない)為です。

なお、東方VGSのダウンロード数が如何に伸びても、私への直接的な収益は1円も入りません。一部のユーザは、NOKOGI Rider Liteをプレイし、その中の更にごく一部のユーザは、NOKOGI Riderの製品版を買ってくれるかもしれません。しかし、そういうユーザは驚くほど少ないです。しかし、少なからず居ることは確かだと思います。実際、東方VGSリリース後の方が(世界的に)NOKOGI Riderの売上げが少しづつ伸びてきているので。

そこに期待・・・できるのかなぁ?

2013年10月10日木曜日

適正価格とは

適正価格とは何なんでしょうか。

1年前ちょっと前、スマホアプリを作成し始めたばかりの頃は、正直、右も左も分からない状態でしたが、段々と見えてきた気がします。

宣伝コストから類推する方法で計算してみます。
(※自然流入分を開発原価や純利益に充てる前提で)

以前、NOKOGI Rider(Lite)の広告出稿をした時、CPC入札単価3~10¢の範囲でテストしてみたところ、適切に最適化すれば、概ねCPI単価は平均1.5$ぐらいでした。日本円にすると150円ぐらいですね。

Android版NOKOGI Riderの10/8時点の総インストール数は、Lite版が7001本、製品版が125本です。
Lite版をインストールしてくれた方の約1.79%が製品版を買ってくれた計算になります。
つまり、56本のLite版がダウンロードされれば、1本の製品版が売れることになります。

Lite版1インストールにつき150円のコストを要するので、8,400円の利益が必要です。
Googleに対する手数料を勘案すると、適正価格は10,920円という計算になります。
もちろん、そんな値段では誰も買ってくれませんw

ソーシャルゲームの類であれば、課金ユーザの割合が全体の1割ぐらいと言われているので、課金ユーザ一人あたり1,950円以上取れれば、広告費用の元が取れます。

「有料アプリは厳しい」とよく言われますが、こうやって定量的に比較すると分かり易いですね。具体的には、有料アプリで収益を上げる事は、ソーシャルゲームの類の5.6倍ぐらい難しい(※当社比)と言えます。(まぁ、ソーシャルゲームで課金ユーザが1割も居るのかがそもそも疑問だったりするのですが…私自身、何本かプレイした事がありますが、例え1円たりと課金しようという気にはなれなかったので)

せめて、Lite→製品版のコンバージョン率を10%ぐらいに出来れば良いのですが…
(それでも、適正価格は1,000円以上になります)

蛇足ですが、費用回収は出来ないと知りつつ、私はちょくちょく広告出稿をしています。
利益といっても高が知れた金額なので。(だいたい月あたり5,000円~10,000円ぐらい)
それぐらいの金額なら、財布に入れず、新規ユーザの獲得に費やした方がお得です(多分)。そして、仮にもうちょっと額が増えた場合(具体的には月あたり16,667円以上の収益が得られるようになった場合)、サラリーマン特有のやんごとなき事情が発生するので、その時の調整手段としても広告出稿が使えるんじゃないかと思っています。

だから、今設定している値段が適正価格だろうと思います。

2013年10月8日火曜日

面白そうなプロモ方法

少し面白そうなプロモ方法を思いつきました。

まず、現時点のAndroid版NOKOGI Riderの国別総ダウンロード数(上位4カ国の日本・アメリカ・フランス・イギリス)は、下図のようになっています。

国別総ダウンロード数(上位4カ国のみ)
・緑:日本
・青:アメリカ
・赤:イギリス
・橙:フランス

リリース当初は、日本での伸びが圧倒的でした。
しかし、(今年の1月ごろ)突然、アメリカがグッと伸ばしてます。
私は、この時期にGoogle+上のコミュニティ(英語圏)で、NOKOGI Riderの紹介をしたので、恐らくその影響だと思います。

その後、緩やかな上昇傾向を辿っていますが、6月ぐらいから少しだけ急激に伸びが加速しています。東方VGSのリリースをし始めたのがその時期だったので、恐らくその効果(プロモーション効果)が出始めたのがその時期ではないかと推測しています。

6月以降の伸びを「東方VGS効果」と仮定して、「伸び率の違い」という観点で着眼してみると、アメリカとフランスの伸びが大きいことが分かります。ただし、アメリカやフランスで東方VGSがダウンロードされているかというと、全然そんなことはありません。(アメリカでのDL数は32本、フランスでのDL数は5本以下)
東方VGSは、ユーザの95%が日本人で、日本以外では漢字圏が多い傾向(台湾、韓国、中国の順)です。日本とアメリカでは、ダウンロード数に200倍ぐらいの開きがある状況です。

つまり、東方VGSのプロモーション効果としては、日本よりもアメリカの方が200倍ぐらい+α高いといえます(フランスは更に高い)。ユーザが少ない方がコンバージョンが高いってことかな?その仮定が正しければ、ターゲティングがし易いということを意味します。東方VGSが完成したら、説明文を軽く英語化した上で、AdMobとかを使って海外限定の広告出稿してみたりすると面白い結果になるかも。

2013年8月4日日曜日

iPhone/Android両対応の有料アプリの売り方に関する考察

私は、SUZUKI PLAN - Video Game System(VGS)を用いることで、iPhoneとAndroid両対応のアプリを効率的に開発することができます。ですが、そのポテンシャルの活かしたマーケティング方法について、あまり考察せず、「完成したら可能な限り早くリリース」というスタンスでやってきました。ただ、ちょっとばかり考えてみると、どうもそのやり方はあまり宜しくないかもしれない…ということで、記事に纏めてみることにしました。

(1)マーケット特性
GooglePlayとAppStoreの特性の違いを、下表に纏めてみました。
比較項目
GooglePlay
AppStore
申請から公開迄に掛かる期間 1~2時間ほど 1~2週間ほど
新着インプレッション機会 一定の人気が有る場合に限る 必ず有る
ランキング変動スパン 長め 短め
価格変更 ○有料→無料
×無料→有料
○有料→無料
○無料→有料

(2)申請から公開迄に掛かる期間
GooglePlayの場合、申請したアプリについて、人手による審査は無いため、申請すればすぐに公開されますが、AppStoreの場合、Appleによる審査に1~2週間程度の期間を要します。そのため、AndroidとiPhone両方のアプリが同時に完成でき、可能な限り早く申請を行った場合、公開される順序は必ずGooglePlay→AppStoreの順序になります。

(3)新着インプレッション機会
GooglePlayとAppStoreの場合、新着アプリのインプレッション機会に大きな違いがあります。GooglePlayの場合、公開から1ヶ月以内の人気のあるアプリに限り、「新着ランキング」に載ることができますが、AppStoreの場合、全てのアプリに「新着アプリ」への掲載機会があります。
つまり、以下のようなことが言えます。
・GooglePlay:プロモーション(広告、SEO等々)をしなければ、殆どダウンロードされない。
・AppStore:何もしなくても数日間はダウンロードして貰える。

(4)ランキング変動スパン
人気ランキング(※新着に限らない)は、GooglePlayの場合、変動が少ないのに対して、AppStoreは非常にコロコロ変動します。この違いにより、GooglePlayでは、一度人気を取ったアプリは長期間ランキング掲載されるのに対して、AppStoreでは、人気が長続きすることは無いという特徴があります。換言すれば、GooglePlayでは、ランキング上位へ食い込むことが極めて困難であるのに対して、AppStoreでは、誰でもランキング上位へ食い込むチャンスがあると言えます。

(5)価格変更
AppStoreとGooglePlayの最大の違いは、無料アプリの有料化ができるか否かです。
AppStoreならできますが、GooglePlayではそれができません。
なお、有料アプリの無料化ならどちらでもできますが、それは基本的に禁じ手です。有料時に買っていただいた方に申し訳ないので、「お客様第一主義」という観点では、絶対にやってはいけないことだと思います。(個人的には、値下げ販売も同様だと思っています…割と横行してますが)

(6)考察
上述の事情を考察した結果、最も理想的な販売戦術は、次のような形だと思います。
①最初に、iPhone版を無料(広告すら無しの完全無料)でリリースする
②一定期間経過後、有料化する
③Android版を最初から有料でリリースする
④広告出稿等のプロモーションを必要に応じて行う
上記①は、アプリの内容について評価をして頂くためのものです。一般ユーザの声が聞けるので、プロモコードを発行するよりも遥かに有益だと思います。そして、評価されればランキング上位に食い込み、更なる評価機会を得ることができます。
その後(一定の評価が得られてから)、有料化(②)を行います。「有料→無料は禁じて」だと先述しましたが、「無料→有料」ならOKだと思います。ただし、「有料の別バージョンをリリースして、無料版を非公開にする」という方式はNGです。実際、そういうやり方をしているアプリを見た事があるのですが、☆1でボロクソに叩かれまくっていました。少し考えれば、そんなことは誰でも分かるのに、何故そんなことをしたのか不思議です。無料で提供することで得られなかった収益は、「プロモーション費用」だと割り切って考えるべきだと思います。
そして、iPhone版での一定の成功を待ってから、Android版をリリース(③)します。そうすれば、口コミ(ブログ等)でアプリの情報が広まった状態になっていると期待できるので、ランキング上位へ食い込むことが難しいAndroidでも、そのチャンスが訪れるかもしれません。
また、iPhone版で得た収益から、広告費用を捻出できるかもしれません。Android版の方が、売るのが難しい分、売れれば大きい(World wideでの数がiPhoneよりも遥かに多い)ので、iPhone版はテストマーケティング、Android版で本気のマーケティングを仕掛けるやり方の方が、売り上げが大きくなるのではないかと想定しています。なので、必要に応じてAndroid版の広告出稿など(④)を行います。

次(SUPER REAL RACING(仮))からは、この作戦で行ってみるか。
作り手サイドの思考としては、作ったらなるべく早くリリースしたいのですが...
ただ、そこは、グッと堪えた方が、得策かもしれません。

合理的ではないものを作りたい

ここ最近、実機版の東方VGSの開発が忙しくて、東方VGSの曲追加が滞っています。 東方VGS(実機版)のデザインを作りながら検討中。基本レトロUIベースですがシークバーはモダンに倣おうかな…とか pic.twitter.com/YOYprlDsYD — SUZUKI PLAN (...